近藤本読了



「へんな会社」のつくり方 「へんな会社」のつくり方

近藤本読了、ということにします。

濁した書き方にしてしまうのは、id:a_beautiful_day:20060215に書きましたが、基本的にCNET Japanに連載されたCNET Japan Blog - 近藤淳也の新ネットコミュニティ論をまとめたものに書き下ろしと語り下ろしを加えたもので、書き下ろし部分も近藤さんの日記に公開形式で入稿されたため、インタビューの部分以外は全て既読だったので、です。

(既読とはいえ、内容は面白かったので他意はないのですが。)

割と小出しにされていたけど、殆ど読んでしまっていたので、読了した達成感が乏しかったのは失敗でしたね。

情報公開と共有はとても大切なことですが、読む必要があったかどうかはまた別問題でした。

はてなに関してはアンテナやRSS配信やポッドキャストでいろんな情報が手に入るので、喜んでホイホイ登録していたら、本当は当の本人にとっては秘密だったほうが面白かった部分がなくなってしまっていたのですね。

このあたりは、全国巡業のアーティストのライブレポがネタバレという理由であえて書かれないことや、新曲のデモ音源があえて公開されないところのまったく逆のベクトルがあって面白かったりもします。

知りたいけど秘密なのか、秘密じゃないけど知らないでおくのか。

後者を実現する仕組みはどうやったらできるのか、これからしばらく考えてみます。

本そのものは文字も大きいし写真もまーまーあるので、近藤さんのファンの方はタレント本として読みつつ、インターネットとか組織(会社)について思いをめぐらせるのがいいかなあと思います。

そういえば帯のかえしのプロフィールに「既婚」て書いてあったのがウケました。ウケるところじゃないかもしれませんが。

追記

そーかー、起動しなきゃいいんだ。