たまご舎presents種ともこ「ウタイツガレルウタ」vol.2〜デビュー20周年記念マンスリーライブ



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で、雨の中電車に乗ってでかけました。

会場の+++LIVEHOUSE AOYAMA月見ル君想フ+++ 南青山にあるライブハウス 月見ル君想フのHPは前から一度は足を運んでみたかったところ‥‥‥なのですが、例によって銀座以西に電車ででかけるのがおっくうだった上に雨でますます気ノリしなくなったのですが、まー行くか!と。

ちょっと先着し過ぎてしまったので、その先のバーミヤンで早めに「何か」食べておこうかと思いました。「何か」は辛口・本格四川マーボー豆腐とチャーハンでした。チャーハンは海老が入っていたので除去作業をしていると*1まーまー時間がつぶれてよかったです。

いっかいチケットを引き取って、それから近所のコンビニに寄って、またまた会場へ。整理番号順で入場して、2Fの会場全体が割りとよく見える席を確保しました。

ステージは上手から種さんのものと思われるやや小ぶりなギターとピアニカの置いてある席と、その後ろにサポートの楠 均さんの段ボールドラムセット、前方中央から少しだけ左側にRhodes、そして下手後方にサポートの戸田和雅子さんものと思われるギターのある席、といった感じです。

ドリンクを引き換えて再び席に戻ってみると吃驚!小さめのテーブルというか荷物置きのようなものがついているのですが、僅かに傾斜していて、ドリンクのグラスを置くとつつつーっとプチ落下しかかります。いらなそうなフライヤーを置いて滑り止めにすることでなんとか落下を回避しました。

吉祥寺の方には吉祥寺のブックス・ルーエ*2の看板でお馴染み、キン・シオタニ画のこの会場のスケジュールをたいへんありがたく眺めながら開演を待ちます。ちょうど月代わりで2月分と3月分をゲト!

会場のスクリーンに前回の1月のライブの模様を上映しています。

ちょっとノってきたかも北巣鴨。すでに1F席は満員ですね。トイレとかで移動するのもたいへんなようです。

19:00の開演時間に比較的オンタイムで楠さんと戸田さんが登場です。戸田さんがギターのチューニングする間、客席が水を打ったようにしーんとしてしまったのが少しおかしかったです(これは高いところから1F席とステージを見下ろしているから余計かもしれませんが。)裏をかえせば、それだけ聴く(観る)ことに集中したい気持ちが出ているのですよね。

ちょっとした間があって種さん登場です。1曲目は意外なところで「ぼくがいちばん愛してる」からでした。

なんだかいきなり当時のことを少しだけ思い出しました。1990年でしたっけ?大学を卒業する前の年ぐらいに出たKISS OF LIFEに収録されてましたね。なんであんなに切羽詰まっていたのか、とか思うと今では可笑しかったぐらいです。

意外な選曲もさることながら―たぶんロフトプラスワンのイベントでやったきりのはずなので―種さんよりも楠さんの段ボールドラムセットのほうが気になってしまう私。一般的に楽器らしいものはコンガとジャンベとシンバルとトライアングルぐらいで、スネアの代用品のような浅めの段ボール箱と、バスドラ代わりの縦長の段ボールと、100万円たまる貯金箱のような缶とか、樹脂で出来た容器とかを叩いています。子供の頃に空缶とかを集めてドラムセットっぽいことをした感覚に近いかもしれません。

次はその楠さんの段ボールドラムでドンカマっぽいリズムを刻みながら「雲に映る歌」を。たぶん真剣にサンプリングした音を組み合わせればできることなんだろうけど、段ボールとかを生で叩いているからそこ生まれる残響や、あとは見た目の面白さとか大切な気がします。

今回のライブは事前にリクエストを募っているのですが(まあまあおおどころの曲が集まるかと思ったら「マニアックな曲(種さん曰く)」が多かったらしい)、ここではリクエストのなかった曲、ということで「Home Sweet Home〜夏を待つ彼女のお話〜」。

曲を演奏する前に、この曲にまつわるエピソードを少し話してくれました。ちょうど子供が出来たのがわかった日が敬老の日で、その日見たテレビの老後問題の番組がベースになっているのだそうです。

今は子供とも離別している女性が老人ホームに入っていて、年に一度だけ、お盆の時期だけ実家に帰れるのだけど、それに合わせて子供たちも帰ってきて、たった1週間だけ、すごく家がかつての輝きを取り戻す瞬間があって、その特別の輝きがをそのまま歌にされたそうです。

(書く気もなさ気につづくかも)


*1:キトサンアレルギーなのです。

*2吉祥寺の書店 ブックス ルーエ