ジロ・デ・オクタマ



きょうはサイクルハウス・ジロのイベントで奥多摩の峠を四つほど走りました。

このイベント、正式には「地獄の山岳ツーリング・奥多摩3峠越え」というのですが、はじめてこのイベントで峠三つを1日で走ったときは地獄とか思いましたが、最近では地獄という言葉の響きがいまひとつピンと来ないので、個人的には「ジロ・デ・オクタマ」という愛を込めた蔑称、というかあだ名をつけておきます。

通称・小河内ダムの下のほうの駐車場集合で、総勢で40名ほど?でコース分けして奥多摩の峠を走ります。

私ほか数名が選んだコースは柳沢峠・上日川峠・笹子峠・松姫峠の150kmほど。最初にもらったコース設定だと犬切峠も入っていましたが、ヘソがないので反対派も多く否決。

だらだらしてても仕方ないので、ぱっぱと見切り発車します。他の組に比べれば峠いっこ多いから途中で合流するはずだし。緩めに柳沢峠へ。途中、3峠組数名が追い着いていたようですが、丹波山手前の坂じんわりと掛けて切り捨てさせてもらいました(すみません)。

おいらん淵あたりの土砂崩れはかなり酷かったのですね。塩山市甲州市になったのですね。

落合でM山さんとトイレタイムしたら同じ組のボンシャンスのアベちゃんはO野村さんと行ってしまいました。

絶対峠には先着したいので(理由なき先行)、M山さんと後を追います。きょうのM山さんはなかなかいい感じです。アベちゃんとO野村さんを「はまやらわ」付近で無事捕らえることができました。お互いのアシストに見切りをつけて、ここから峠まではアベちゃんとタイマンバトルです。BR-3選手どうしの骨肉の争い、なかなか手強かったですが最後はきっちりとらせてもらいました。

身体が冷えそうなので、少しだけ奥多摩方面へ下ってまた登って時間つぶしをします。

1峠減量のS井さんとアクティをあいだ店長にさし上げて、上日川峠へ。

おさ選手id:osamuda:20060515・M山さん・私。こういうときのおさ選手は仕掛けてはこないので、何気に踏んでペースアップとかして無事先着です。いちおうツーリングイベントなので、ちゃんと峠ごとで休憩、というか後続を待ちます。上日川峠ではじめて北アルプスが見えました。

f:id:a_beautiful_day:20060514110651j:image:w90 この写真だとわかりにくいかも?ですが

笹子峠はINNER-LOWの方も混じって、今この人数がコンビニに集ったら食料がなくなる!という不安感に意思統一され、コンスタントにメーター読みで20km/hです。その結果、驚異的な35分でクリアして(普通はもう5〜10分ぐらいはかかってる)、コンビニで無事に食料ゲト!です。

お昼にして、あとは松姫だー、と思って出発したら、前輪から、

「プシューシュシュシュシュシュッシュッシュッ」

のナイスサウンドでクレゾンベです。

きょうのホイールはマビックのキシリウム、チューブラー版です。つまり、リムセメント面にニップル穴はなく、全面が貼付いている信頼性の高い仕様です。だから引っ剥がすのが大変なので、皆の衆には「♪お菓子買ったら腹から笑え〜」と先に行っていただき、修復作業です。

思ったよりはあっさりパンクしたタイヤを引っ剥がすことに成功しましたが、スペアタイヤを広げてみて吃驚!バルブコアが一体型でネジ切りがありません。これでは普段愛用しているヴィットリアのバルブエクステンションが使えません。

仕方なく、CO2カートリッジを押し付けて空気を入れてみようとしましたがあきまへんでした。

しかしここでレスキューを呼ぶのもたいへん悔しいところ。大月までは下りだし、慎重に走ればこがないで大丈夫でしょう。後は誰か来たらレスキューお願いしてみましょう、とガタガタと走り出します。段差とコーナーに注視してダメージを回避しつつ、駆動輪がパンクしていないなら、とそのまま松姫峠へ。

前輪パンクのまま、7人くらい抜いて松姫峠へ到着。

あとは、もういっかい慎重に下れば‥‥‥でしたが、セルフでパリ〜ルーベ状態です。いやいや、雨模様だからフランドリアン魂炸裂!とかごまかしつつ、結局60kmほどガタゴトと走ってみました。ホイールのダメージはなさそうなのでよかった、ということにしておきます。