One step beyond
夏頃知り合った方に誘ってもらって世田谷美術館に行ってきました。
ちょうど「パラオ−ふたつの人生〜鬼才・中島敦と日本のゴーギャン・土方久功」という企画展をやっていました。
かたや「山月記」の作者、かたや南洋の研究を重ねる中、その風土の影響を受けた彫刻や絵画を残した芸術家。このふたりが偶然に異国の地で出会い、意気投合をした世界を圧倒的に感じた素敵な展覧会でした。
そしてようやくこの話が書けるかなー、といったところ。
ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)
- 作者: 梅田望夫
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2007/11/06
- メディア: 新書
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そして肝はきっとそういうことに近いんじゃないのかなあ、って思います。
中島敦と土方久功を出会わせた何かというのは、それこそウェブの世界で日々おきている偶有性というか。
それよりも、今強く言えるのは、ちょっとしたきっかけでいいから自分にとって大切だと思える何かを感じるなら「一歩踏み出してみようよ」。おおがかりな世界地図とかなくていいから、隣町まで歩けたらしめたもの。その繰返しが世界を広げるしそれこそ偶有性そのものなんかじゃないのかと。
One step beyond, Two steps behind
影でそっと見ていてあげるから
ちょっとしたきっかけで信州の山々を走るイベントに誘ってもらって、なんとなくインターネットをのぞいているうちに気がつけば、いま手元にはサイン本があったりしてます。
六次の隔たりを越えることなんて簡単なことなんだと強く思います。
あと、余談だけど砧公園はある意味でなごみスポットとしては穴場かもしれません。
ひらひらと歩道に降る落葉が素敵でした。
あぁ、オプティミズムというよりオチョーシモン。