名盤の価値はどこへ向かっているんだろう

引越しでCDの処分をしてます。
なかばコレクションしていたようなブリティッシュ・ロックの名盤に関して思うところあったのでエントリー。

この写真を観て心躍る人はきっとソウルメイト(かつFOOL'S MATE*1)に違いない。
とにかくいままで集めたコレクションを自画自賛したいような作品が大量にあって、T.2.やStill Life、写真には出てないけどBlack Cat Bonesなど、Amazonで検索してみるとすでに廃盤になっていて、どれもプレミアム市場と化していて、どことなく興味を持っている、いわゆるこれから聴いてみようと思っているマニア予備軍とも言うべき「密航者」たちがその真価を耳にする機会を持てないのが歯がゆい。
かと言ってマーケット・プレイスに登録しようにもそういった作品の素晴らしさがなかなかweb上に現れこないのですぐにはさばけないのではないかと思う。
思い切って近所の古本だとかを扱うお店に引き取って頂くことにしたのですが、たぶん査定する側がその価値に気づかず、近日中に「いち洋楽」で安値をつけていると思うので見つけたらぜひ耳にして欲しいと思います。
特に'70年代初頭のブリティッッシュ・ロックの持つ密室性には一度でいいからどっぷりとハマってほしいと心から思う。まだ資本が投下される以前の、制約がない中で当時の20代が創造した自由がここにあるような気がする。
Masa Ito風に。)

*1:北村昌士さんのファンなのですよ。